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一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事、太田彩子さんにインタビューしました!

大学在学中に出産し、それ以降、育児をしながら仕事に全力で取り組む。株式会社リクルートにおいてホットペッパーの営業担当者として数々の賞を受賞した後、「一人でも多くの女性が輝きながら夢や目標を達成する」ことを支援すべく、2006年に独立。女性営業職の活躍支援に注力したその取り組みが、NHK ドキュメンタリー「グラン・ジュテ」やNHKニュース、日本テレビ「news ZERO」など様々なメディアに取り上げられ、多くの共感を得る。「女性の営業職」という分野において企業内のプロジェクト支援や研修、講演では年200回以上精力的に活動中。 詳しくは→http://ayakoohta.com/ 今回は営業部女子課の会 代表理事として活躍している太田彩子さんに、女性の働き方についてインタビューしました!

太田さんは妊娠・出産後、リクルートに入社しました。始めはまったく営業成績が上がらず苦しんだと伺っていますが、そのときの率直な気持ちを教えてください。

本当につらくて、毎日泣いていましたね。しかし子どもがいるからやめることもできない。そんな中でもがいていました。 私の時代は、第二新卒+子どもを持った女性は就職が難しい時代でした。子供がいて働くなんて、と偏見の目で晒されましたね。 そんな時、運が良かったのか、就職できたのがリクルート。本当に感謝でした。しかしそこは生粋の営業会社。周りは“スーパーマン”という仕事のできる人たちばかり。彼らのマネをしようとしたけどできず、失敗ばかりしていました。彼らのような大きな提案ばかりしようとしていました。 うまくいかないと、社会人の危機ですよね(笑)成果を出せないなら、会社にとって価値のない人材です。私の存在価値はどこにあるんだろう…と悩み、毎日泣いてましたね。

しかしその後太田さんは社内MVPを何度も受賞されるほどの成績を収めました。成果が出始めたきっかけは何だったのでしょうか?

とあるお客様との出会いですね。 当時私はホットペッパーの営業をしており、高田馬場のとあるお好み焼き屋さんに飛び込みしました。 いつものように「こんにちは~」と一言挨拶。店主は私の顔をジーッと見つめ、「トイレで自分の顔を見てきなさい」と言いました。私はなんだろう?と思いながら鏡の前に立つと、そこには悲壮感に溢れた顔が映っていました。カバンはくたくた、スーツはよれよれ、顔は悲壮感…。 店主は私に、「女性営業は”花”になりなさい」と言いました。 私は今まで絶対に売ってやろう!と思うばかりに疲れ切った顔で営業しており、最も基本となる”笑顔”を忘れていたことに気付きました。 そのときからですかね。どんなに苦しくても笑顔で営業しようと意識してから、面白いことに自然とハッピーになるんですよ。ハッピーだから笑顔になるんじゃなくて、笑顔だからハッピーになるんですよね。

具体的にどんな風に変わりましたか?

押し売りではなく、本当にお客様のために頑張る。ひたすらGIVEの精神ですね。お金なんか後でいいんですよ。GIVEを繰り返すことでお客様の役に立ち、結果として売上も上がる。売上が上がると、私に対する周りの見方も変わりますね。どんどん仕事を任され、仕事が楽しくてたまらなくなりましたね。 20代後半になると、経営者である親戚の女性の影響を受け、経営者になる夢を抱くようになり、少しずつですが経営的視点を勉強し始めました。 そうすると面白いことにこの勉強が営業成績を更に伸ばすのですよね(笑) 例えば、あるカフェにはだいたい100人くらい入るとして、3時の稼働率は7割とすると70人。客単価1000円だとすると売上は70000円。売上を上げるためには客単価を上げるべきなのか、来店数を増やすべきなのか。このような戦略的な話をできるのですよね。そしたら、「この人、信頼できる人だ」と思ってもらえ、交渉がうまく行きますね。

営業って面白いですよね。なのになぜか女子学生から人気がないですよね…

本当は、営業こそクリエイティブな仕事なんですよね。お客様が何に困っていて、売れているお店とは何が異なるのか調査するマーケティングや売り方を考える企画の仕事を内包した魅力的な仕事なんですよね。売るまでの背景・ストーリーを考えて顧客に当てはめていく、とてもクリエイティブな仕事なんです。 営業ひとつで企画力、コンサルティング、人間力、コミュニケーション力の全てを鍛えることができます。 そして何より会社の顔として活躍できるのと、ITが浸透し、ロボットが仕事をするようになっても縮小しない仕事なんです。人間らしさを発揮できる仕事はいつまでも残ると思いますね。

やはり結婚した後は飛び回ることができないため、総合職や営業職を敬遠する人が多い気がします。現実問題はどうなんでしょうか?

例えば子どもが熱を出した時にビジネス商談があると帰れない、あるいは帰っても迷惑がかかると心配になりますよね。そんな心配を抱えるくらいなら、いっそのこと結婚や出産を機に仕事をやめたほうがいい、もしくは営業から事務職に転身!と思う方も少なくありません。 しかし今、テクノロジーの進歩によって、子育てとの両立問題の解決の糸口が見え始めています。 子どもが熱を出した時でも、その日は在宅勤務に切り替え、ビデオカメラを使ってクライアントと商談ができます。 子育てとの両立を考えて一般職で入社した人も、事務作業がロボットに取って変わられることで最前線で活躍できるようになります。一般職で入社したけれど、今では子持ちで営業している女性もたくさんいます。特に損保や生保などでその例は顕著ですね。このように、テクノロジーが発達すると、私たちの働き方そのものに革命を起こします。営業は従来「男性社会、根性世界、長時間労働」という悪いレッテルを貼られていましたが、「女性にこそ向いている、効率よく成果も出せて早く帰れる」にシフトしてきています。  

RootsNote×営業部女子課!コラボイベント開催!

eigyoujoshi 太田さんご自身の経験から、一人でも多くの女性が輝きながら働けるために立ち上げた営業部女子課。 その営業部女子課と私たちRootsNoteがコラボしてイベント開催します! テーマは「女性の働き方」。 ・社会人は仕事とプライベートをどう両立させているの? ・どうしたら女性は昇進できる? ・結婚して子供を産んでからも、仕事は続けられるの?そのコツは? その疑問、すべて営業部女子課がお答えします!

イベント当日はどのようなお話をしていただけるのでしょうか?

テクノロジーの発達によって働き方がガラリと変わる時代の中で、女性がどのように働き続け、最前線で活躍していけるのかについてお話したいと思っています。

このイベントの魅力は何ですか??

何といってもワーキングマザーの話を聞けることですね!そして、社会の現場で働いている複数の女性たちの生の本音が聞ける点です。 通常の説明会だと、なかかな聞くことのできない生の声をお届けできると思います。 会社の息がかからないところですので(笑)、何でも思う存分聞いてみてください! 他にも数少ない女性管理職、金融業界、食品業界で活躍する女性も参加します。 また、ITの革新による働き方の変化は何も女性だけの話ではありません。 なので男性も歓迎です! 皆で未来の働き方を考えられるようなイベントにしたいと思っています!   ご予約はコチラ! http://ptix.co/1KMlsO1


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