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現代のコミュニケーションにおいて、”インフラ化”しているSNS。 SNSの投稿は、周りをいい気分にすることもありますが、ときには嫉妬の対象になることもありますよね。 SNSのせいで人間関係に煩わしさを感じたら、いっそのこと「やめてみる」選択肢をとってみませんか?

SNSをやめたいのに、あっさりやめられない理由

SNSに疲れた。これ以上依存したくないからやめたい。そう思っていている人は少なくないでしょう。 にも関わらず、なかなかやめることができないのはなぜでしょうか?私の場合は、以下3つの不安からでした。 ①友達との繋がりがなくなってしまう不安 ②最新の情報のキャッチアップができなくなる不安 ③憂さ晴らしのために、ときどき呟ける場所がなくなってしまう不安

①友人との繋がりがなくなってしまう不安

友人との繋がりが希薄化してしまうのではないかという不安。 ツイッターやインスタグラム、フェイスブックで絡むのは、リアルの友達がメインです。SNSは一見オープンに見えますが、実はクローズドなツールなのです。

SNSの表面的な関係よりも、リアルな深い付き合いの方が大切

しかし、リアルな友達と付き合うのなら、ラインを送って飲みでも誘えば行けばいいですよね。電話してもよい。リアルな付き合いができる友達なのに、わざわざSNSでの絡みを選択するのはもったいないんです。 リアルな友達との交流は、リアルで行うから意味があるのです。SNSで切り取られた一面を見て、あの子はどーだ、その子はどーだと、一喜一憂しては本質を見誤ってしまいます。「隣の芝は青く見える」という言葉を聞いたことがあると思いますが、SNSの世界ではそれが顕著になります。 SNS上の「見栄え良く」見せるために加工された”虚像”ではなく、”リアルな付き合い”を通じ、等身大のお互いを知りあうことで、友人との関係は深まります。

②最新の情報のキャッチアップができなくなる不安

友人の投稿にいいね!したりコメントする他に、情報収集の手段としてSNSを活用していました。 ・今話題のお店 ・流行りのファッション ・最新の時事ニュース などは、主にSNSから得ていました。

見たくない投稿はミュートすればいいし、情報は他の方法でも手に入る

FacebookやツイッターなどのSNSを、情報キャッチのために使う人は一定数いますよね。しかし、彼ら(彼女ら)は、用途が明確なため、SNSをやめるかどうかで迷うことがありません。SNSをやめたいと感じているのは、どうしても友人の投稿に目が行ってしまう人でしょう。 情報収集のために使っているが、他人の投稿がどうしても気になってしまう人は、フォローを外したり、ミュートすればいいでしょう。有益な情報のみ入るように、SNSをカスタマイズして使うことで、ストレスはグッと軽減されるはずです。 さらに言えば、情報収集の手段は何もSNSに限りません。ニュースアプリやGoogle検索、読書等でまかなうことは十分可能です。こちらは後ほど触れます。

③憂さ晴らしのために、ときどき呟ける場所がなくなってしまう不安

日頃感じている鬱憤を、リアルで友人に話すわけにはいかないものの、行き場のない気持ちをこぼしたくなることはありますよね。そんなときに、SNSにちょこっと愚痴を書き込めたら、一時的ではあるものの気持ちが楽になりますよね。

不満や悪口のせいで、しっぺ返しにあうこともあるので要注意

しかし、SNSでグチや他人の悪口を書き込むのは要注意です。もし会社の上司のグチや、友達の悪口を(匿名でも)書いてしまうと、知らず知らずの間に伝言ゲームのように広がっていき最後には本人の耳に入ってしまいます。ほんの軽い気持ちで投稿したものが、人間関係をこじらせてしまうまでのリスクがあります。 さらに、SNSの発言は当然関係ない第三者の目にも触れます。本人にとっては、どうしようもないと追い込まれて書き込んだことも、他人から見れば「そんなことよくあるだろ」「嫌なことがあっても我慢しろよ」と捉えられかねません。SNSでの発言が原因で、リアルでも疎まれてしまうこともありますので、発言内容には十分注意が必要でしょう。

SNSをやめて、手に入ったメリット

①リアルな友達付き合いの貴重度が増した

・最近彼氏とうまくいってる? ・仕事は順調? ・親孝行してる? ・何のライブ行った? ・ハマっているお店は? ・オススメのブランドは? いままで、SNSで”事前情報”を仕入れていたため、友人と話したときに新鮮味がありませんでした。しかし、SNSをやめてからは、事前情報がないのですべての内容が新しく感じられるようになり、会話の楽しさが増しました。 たわいもない会話を友人と直接交わすこの時間は本当にプライスレスです。別にSNSがなくても、友達との交流は消えないんです。 なぜやめたの?と問われたら、笑顔をこう言えばいいです。 「○○とリアルで話す方が楽しいからだよ」と。最高ですよ! SNSをやめたら、何年も付き合ってきた友達の話もすべて新鮮になり、会話が楽しくなりました。

②時間ができた

SNSをやめて、何よりも時間が出来ました。 SNSのアンインストール前、平日行きの電車で30分、昼休みに30分、帰りの電車でも30分、そして寝る前に30分。合計2時間もSNSに時間を費やしていました。1日は24時間なので、毎日の「1/12」もSNSに費やしている計算になりますね。凄まじい時間をSNSに割いていましたね。 その時間を、勉強に当てたり、友人や恋人、家族と過ごす時間に当てたり、料理に当てたり、睡眠に当てたりするほうがよっぽど生産的です。 私の場合、往復通勤(1時間)にニュースアプリでの情報収集、昼休み(30分)に仮眠、寝る前(30分)にストレッチと、これまでSNSに費やしていた時間を分配しました。 SNSをやめてから、時間に余裕ができて、イキイキしている自分を感じられています。

③人間関係のストレスから解放された

SNSは世の情報をいち早くキャッチできる点では有能です。しかし、見たくもない他人の愚痴やキラキラ事情まで、自分の目に飛び込んでくる煩わしさの方が、私にとっては大きかったのです。 それならフォローを外せば良いと言われますが、フォローを外したら外したで「なんで外したの?」と思われ、めんどくさいことになるリスクがありました。 そんな煩わしい思いをするくらいなら、いっそのことやめてしまおう!と思い、その日のうちにSNSをアンインストール。 SNSをアンインストールしたら、驚くほど変化がありました。驚くほどに自分に自信が持てるようになったのです。今まで、キラキラした友達のSNSや別れた元カレのリア充っぷりを見ては、落ち込む毎日を過ごしていました。まさに”隣の芝は青く見える”状態だったのです。 本来は幸せなど人と比較するものではありません。しかし、心の弱い私はついついSNSを見て「私と彼女はどっちが幸せなんだろう」と比較してしまいます。なので、否が応でも比較できないように、他人の情報をシャットダウンすることにしたのです。 今では、私はとても幸せです。仕事に打ち込めるようになって成果も出ているし、今までキラキラしていてどこか腹が立っていた同期とも、楽しくフラットに飲みに行ける仲になりました。 SNSのアンインストールが、私をストレスから解放してくれたのです。

④手に入る情報量・質ともに向上した

なかなかSNSをやめられなかったのは、情報キャッチが難しくなってしまうのではないかという不安があったのも一つの要因です。しかし、いざSNSをやめてみると面白いことに、有益な情報を収集しやすくなったのです。 どういうことかと言うと、必要な情報を自ら積極的に集めに行くようになったのです。 髪を綺麗にするために美容師にケア方法を聞いたり、メイク方法を知るためにルミネに足を運んで美人な店員さんにコツを聞いたり、ネットでググる時間を増やしたり、日経新聞をとったり、newspicksを毎日チェックしたり。 SNSで”受動的”に手に入る情報は、目には入っても頭に入ってこないことが多いんです。情報キャッチのためにSNSを見ていたのに、他人の憂さ晴らしツイートの方に気を取られ、肝心な情報はキャッチできていなかったのですね。 反対に、情報を”能動的”に集めに行くことによって、インプットの量・質ともに圧倒的な差が出たんです。 改めて情報は自分から集めに行くものだと思い知りましたね。

SNSをやめたいのに、どうしてもやめられない人がとるべき方法

そうは言っても、いきなり退会はハードルが高い。。そんな人にオススメの方法を紹介します。 少しずつSNSから離れて、気づけば開かなくなっていた!という状態が理想です。

①まずログアウトしてみる

SNSを完全にやめて(退会)しまっては、仕事に支障をきたしたり、友人との関係が希薄化してしまう気がする。。そんなときは、まずはログアウトするのがオススメです。 一旦ログアウトしたら、「めんどくさい」と思いわざわざ再ログインする気がなくなりますよね。 まず、いますぐ煩わしいと思うSNSをログアウトさせましょう!

②次に、ホーム画面からアプリを消す

ログアウトだと、簡単に再ログインできちゃうじゃないか!そうなんです。なので次は、ホーム画面からSNSアプリを消してみましょう。 ホーム画面にアプリがなければ、再度開くためにわざわざApple StoreやGoogle Playでダウンロードしなければなりません。 「ログアウトよりもっとめんどくさい」と思うようになれば勝ちです。

③あえて退会手続きをしない

スパッとやめられない人は、アプリを消すだけで十分。あえて退会までする必要はありません。 その理由は、退会をするためには、再度アプリをダウンロードしログインしなければならないからです。 せっかくSNSから離れた生活に慣れて来たのに、再度SNSを見て、たまたま「気になるあの子」の情報を目にしてしまえば逆戻りしてしまいます。 あえて火事現場に近づくようなことはしないほうが得策でしょう!

SNS依存をやめて、楽しい毎日を!

あの有名な心理学者であるアドラーも、「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言っています。 現代において、人間関係や情報源としてインフラ化しているSNS。一度依存してしまえばやめるのには勇気が必要ですが、スパッとやめてみることであなたをストレスから解放してくれるかもしれません。


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