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潔癖症とは?

潔癖症とは不潔を嫌い完璧を求める性格

完璧な人

潔癖症とは不潔を嫌い完璧を求める性格のことを言います。近年では潔癖症の人が増え続けている傾向にあり、芸能人でも潔癖症をカミングアウトする人は多くなっています。それほど、潔癖症とは身近に潜む症状なのです。自分はまだ大丈夫だと思っていても、いつなってしまうか分からない恐るべき性質なのです。

潔癖症とは不潔恐怖症でもある

怖がる人

潔癖症とは不潔恐怖症でもあります。不潔恐怖症とは、その名の通り不潔な状態を異常に恐れてしまう症状のことです。不潔恐怖症と潔癖症は表裏一体の存在で、汚いものを過度に避けようとするのがその特徴です。生まれてきた環境やトラウマによって、不潔恐怖症は誘発されることが多いとされています。

潔癖症になる原因は?

潔癖症になる原因①過去のトラウマが原因となっている

落ち込む人

潔癖症になる原因一つ目は、過去のトラウマが原因となっているということです。潔癖症の人は、過去に経験したトラウマがその原因となってしまっていることが多いとされています。過去に汚いものに触れてしまった経験や、予期せぬ不潔な環境に身を置くことになってしまったことなどが原因で潔癖症になってしまうのです。

例えば、エスカレーターの手すりにつかまったとき、ベタベタと濡れていたり、得体の知れない物体が手に付着してしまったなどの経験です。こうした予期せぬトラウマの経験は、人を潔癖症にさせてしまうこととなります。それまで全く気にならなかったことも気になるようになるのです。

エスカレーターの手すりにトラウマを覚えた人は、まずはエスカレーターの手すりにつかまるのを避けるようになり、次第に同じように液体が付着している可能性のある電車のつり革などを避けるようになってしまいます。トラウマは、苦手なものをどんどん増やしてしまうきっかけを作るのです。

潔癖症になる原因②幼少期の親のしつけ

親子

潔癖症になる原因二つ目は、幼少期の親のしつけです。幼少期に「綺麗にしなさい」と言って教育を受けたことのある人は多いでしょう。外から帰ってきたら必ず手を洗うようにするなどです。しかし、こうした教育が反対に人のことを潔癖症にさせてしまうことがあります。幼少期の親のしつけが裏目に出てしまうのです。

特に、若干潔癖症が入っていたような親に育てられた子供は、大きくなって親元を離れても強迫観念が頭を離れず、過度に綺麗好きになってしまうことがあります。こうなると、潔癖症と呼んでも差し支え無い範囲に及んでしまうことになり、どんどんその道を突き進むことになります。

潔癖症になる原因③何が原因か分からず急に発症することもある

泣く人

潔癖症になる原因三つ目は、何が原因か分からず急に発症することもあるということです。潔癖症の人が全員、自分の潔癖症になってしまった原因を把握しているわけではありません。中には、何が原因で潔癖症になったのかわからないという人もいます。それまで平気だったことも、急に潔癖症になってしまうのです。

潔癖症の特徴15選

潔癖症の人の性格や特徴①細かいことが気になる

イライラする

潔癖症の人の性格や特徴一つ目は、細かいことが気になるということです。潔癖症の人は、細かいことまで異常にこだわる性質を持っています。普通の人が気にならないようなこともいちいち気にしてしまうので、周りから見ると少々異常に見えることでしょう。細かいことが気になる人のそれは、徹底しているのが特徴です。


潔癖症の人の性格や特徴②自己中心的な性格をしている

頭を抱える

潔癖症の人の性格や特徴二つ目は、自己中心的な性格をしているということです。潔癖症の人は、自己中心的な性格をしています。また、それを徹底している傾向にあるのが特徴です。自己中心的な部分を隠すことなく、周りの人に理解を求めるような性質を持っているのが彼らの特徴です。自己中心的な人は自分を省みません。

潔癖症の人の性格や特徴③頑固で考えを曲げない

嫌がる人

潔癖症の人の性格や特徴三つ目は、頑固で考えを曲げないということです。潔癖症の人は、自分の考えに対して絶対的な自信を持っています。そのため、他の人に「その考えはおかしいから直した方が良い」と指摘されたところで、気にもとめません。彼らにとって自分の考えは絶対で違った意見を唱える人こそ間違っているのです。

潔癖症の人の性格や特徴④極めて真面目

疲れる人

潔癖症の人の性格や特徴四つ目は、極めて真面目であるということです。潔癖症の人は、基本的に真面目な性格をしています。冗談が通じないような真面目な特性を持っているので、全てにおいて適当にするということが許せないのです。そんな真面目な性格は、掃除などにも影響を及ぼし、潔癖症を誘発することになります。

潔癖症の人の性格や特徴⑤他人を見下している

怒っている人

潔癖症の人の性格や特徴五つ目は、他人を見下しているということです。潔癖症の人は、他人のことを見下しがちです。自分以外の人のことを見下しているから、他人を信用できずに潔癖症になってしまうことがあるのです。他人が清潔にしているとはとても思えず、人の作った手料理を食べられなくなるなどがその代表例です。

潔癖症の人の性格や特徴⑥すぐにイライラする

苛立つ人

潔癖症の人の性格や特徴六つ目は、すぐにイライラするということです。潔癖症の人は、過剰にイライラする傾向にあります。普通の人がなんとも思わないようなところで、イライラが止まらなくなってしまうのです。これは怒りの沸点が低いのに加え、他人よりも色々なことが目に入りやすいのが原因だということができます。

潔癖症の人の性格や特徴⑦几帳面

話をする

潔癖症の人の性格や特徴七つ目は、几帳面であるということです。潔癖症の人は、普通の人に比べて几帳面な傾向にあります。きちんとしていないと気が済まない彼らは、手を抜くということが許せません。ダラダラと行動することも許せないので、他の人からは時折面倒臭がられてしまうようなこともあります。

潔癖症の人の性格や特徴⑧こだわりが強い

こだわる

潔癖症の人の性格や特徴八つ目は、こだわりが強いということです。潔癖症の人は、こだわりが強く、自分の中で譲れないポリシーをいくつも持っています。そこに他人が踏み入れてしまうと地雷のごとく怒ることから、厄介な存在でもあります。また、このこだわりというのも他人からすると理解できないものがほとんどです。

潔癖症の人の性格や特徴⑨ストレスを感じやすい

嫌になる

潔癖症の人の性格や特徴九つ目は、ストレスを感じやすいということです。潔癖症の人は、そうでない人に比べ、ストレスを感じやすい性格をしています。このストレスが潔癖症の原因にもつながっていると考えられます。無性にストレスを溜め込むと、精神が追い込まれて潔癖症を誘発してしまうのです。

潔癖症の人の性格や特徴⑩自分にも他人にも厳しい

厳しい人

潔癖症の人の性格や特徴十個目は、自分にも他人にも厳しいということです。潔癖症の人は、その完璧主義すぎる性格ゆえに、自分にも他人にも厳しい傾向にあります。そのため、他人には鬱陶しがられてしまうこともあるでしょう。普通の人が許容できるようなことも、潔癖症の人には許すことのできない範疇なのです。

潔癖症の人の性格や特徴⑪集中力が高い

ライバル

潔癖症の人の性格や特徴十一個目は、集中力が高いということです。潔癖症の人は、並並ならぬ集中力を持っています。これも、強迫観念からくるものなので、あまり好ましいこととは言えませんが、この集中力を仕事などに生かすことができたら、大きな成果を残すこともできるでしょう。

潔癖症の人の性格や特徴⑫公共物にはなるべく触らない

電車

潔癖症の人の性格や特徴十二個目は、公共物にはなるべく触らないということです。潔癖症の人は、公共物に触れることを恐れます。公共物とは、例えばつり革や手すりに便器など、誰もが触ることのできるものです。そうしたものには雑菌がついていて汚いというイメージが刷り込まれているのです。

潔癖症の人の性格や特徴⑬除菌グッズを集めがち

除菌する人

潔癖症の人の性格や特徴十三個目は、除菌グッズを集めがちであるということです。潔癖症の人は、何でもかんでもすぐに除菌したがります。とりあえず除菌をしておかないと、気が済まないのです。それに意味がないとわかっていても、彼らにとっては除菌することに意味があるのです。

潔癖症の人の性格や特徴⑭心配性

心配する女性

潔癖症の人の性格や特徴十四個目は、心配性であるということです。潔癖症の人は、極めて心配性です。例えば、家を出てすぐに「鍵をかけただろうか」などという些細なことがどうしても気になってしまいます。普通の人が気にもとめないようなことにも心配が止まりません。

潔癖症の人の性格や特徴⑮神経質

怒っている男性

潔癖症の人の性格や特徴十五個目は、神経質であるということです。潔癖症の人は、他人が思うよりもはるかに神経質です。ほんの些細なことにも神経をすり減らしてしまう彼らは、繊細な人間だということができるでしょう。他人が彼らを見て付き合いづらいと感じるのも無理はありません。

以下に関連記事として、神経質な人の性格についてまとめられているものがあります。潔癖症な人の性格の特徴の一つでもある神経質という一面について、詳しくまとめられた記事です。参考にすることで、潔癖症の人についてより深く学べるでしょう。また、神経質度の診断方法や改善方法などの記載もあるので、要チェックです。

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神経質な人の性格14選!神経質度の診断方法や改善・治す方法6選も

神経質な人の性格には長所もたくさんありますが、短所もたくさんあります。

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潔癖症の心理4選

トラウマなどで潔癖症になった人の心理①本当は気にしないようにしたい


疲れる

トラウマなどで潔癖症になった人の心理一つ目は、本当は気にしないようにしたいというものです。潔癖症の人は、自分が望んでなったたわけではありません。本当は自由気ままでいたいと考えている人がほとんどです。なぜなら、強迫観念で潔癖症を患ってしまうことは、行動を制限してしまうことになるからです。

トラウマなどで潔癖症になった人の心理②生きづらい

悩む

トラウマなどで潔癖症になった人の心理二つ目は、生きづらいというものです。潔癖症の人は、それ相応に生きづらさを感じています。時には、「なぜ自分はこうなってしまったのだろう」と理不尽さを感じるようなこともあるほどです。日々苦手なところが増えていくことで、まともな日常生活が送れなくなったと悩む人もいます。

トラウマなどで潔癖症になった人の心理③理解してもらいたい

落ち込む

トラウマなどで潔癖症になった人の心理潔癖症の心理三つ目は、理解してもらいたいというものです。潔癖症の人は、他人に自分の症状を理解してもらいたいと考えています。しかし、現実は周りのほとんどの人が理解を示してくれないため苦しむことになります。潔癖症でない人からすると、彼らの言動は非常識に思えるのです。

トラウマなどで潔癖症になった人の心理④自己嫌悪に陥る

暗い人

トラウマなどで潔癖症になった人の心理四つ目は、自己嫌悪に陥るというものです。潔癖症である自分が嫌で、自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。自分が潔癖症であるということが許せないのです。他人に迷惑をかけてしまったり、不便さを感じたような時には、「どうして自分はこうなんだろう」と嫌になってしまいます。

部屋やトイレ等での潔癖症あるあるは?

部屋やトイレ等での潔癖症あるある①自分の家のトイレでないと使えない

バスルーム

部屋やトイレ等での潔癖症あるある一つ目は、自分の家のトイレでないと使えないということです。潔癖症の人は、自分の家のトイレでないと使うことができません。他人の家のトイレや、公共の場所にあるトイレなどは使うことができないのです。見知らぬ他人が使っているというだけで苦手意識がわいてしまいます。

自分の家のトイレなら、きちんと掃除をしているということがわかっているため、安心して使うことができます。しかし、他の人も使うトイレだと、どのようにして使っているのかわからないことから、見た目だけ綺麗に見えても安心して使うことができないのです。

部屋やトイレ等での潔癖症あるある②抗菌スプレーで除菌してから便座に座る

スプレー

部屋やトイレ等での潔癖症あるある二つ目は、抗菌スプレーで除菌してから便座に座るということです。潔癖症の人は、わざわざ抗菌スプレーで除菌をしてから便座に座ろうとします。そのまま着座すると、菌が付着しているような気がしてならないのです。目には見えない菌こそ、彼らが恐るべきものです。

また、公共のトイレの場合は自分の前にどんな人が使ったかわからないというのも、潔癖症の人にとっては恐るべき事態です。抗菌スプレーやシートがない場合は、腰を浮かせて用を足すというような人までいるのですから、これには驚かされるのではないでしょうか。

部屋やトイレ等での潔癖症あるある③足を洗ってから部屋に入ってもらう

お風呂

部屋やトイレ等での潔癖症あるある三つ目は、足を洗ってから部屋に入ってもらうということです。驚くべきことに、潔癖症の人は部屋に人を入れる時、そのまま部屋に上がってもらいたくないと考えています。そのため、ひどい場合は家のシャワーを貸すから部屋に入る時は先に足を洗ってほしいと頼むようなこともあるのです。

部屋やトイレ等での潔癖症あるある④種類によっては部屋が散らかるのは平気

部屋

部屋やトイレ等での潔癖症あるある四つ目は、種類によっては部屋が散らかるのは平気だということです。意外に感じるかもしれませんが、潔癖症の種類によっては部屋が散らかっていてもさほど気にならないという場合もあります。汚いと思う対象が汚物のみに限定される人は、部屋に無機物が転がっていても平気なのです。

潔癖症の克服方法は?

潔癖症の克服方法①症状を認知しコンプレックスに向き合っていく

カウンセリング

潔癖症の克服方法一つ目は、症状を認知しコンプレックスに向き合っていくという方法です。自分は潔癖症なのだということを受け入れて、それを認知しましょう。その上で、その症状にどう向き合っていくのかということを真剣に考えて、実際に汚いと感じる場面に立ち向かって我慢することで乗り越えていくのです。

潔癖症の克服方法②自分のことを受け入れるようにする

覗く人

潔癖症の克服方法二つ目は、自分のことを受け入れるようにすることです。潔癖症である自分のことを許し、受け入れるようにしましょう。潔癖症は、意識すればするほど症状が悪化してしまうことがあります。これを食い止めるには、自分の症状を受け入れてしまうのが一番です。自分の症状を受け入れて、潔癖症を脱しましょう。

潔癖症の人と上手に付き合う方法は?

潔癖症の人と上手に付き合う方法①プレゼントは既製品にする

マフィン

潔癖症の人と上手に付き合う方法一つ目は、プレゼントは既製品にすることです。手作りの品を贈った方が気持ちが伝わるのではないかと思ってしまうかもしれませんが、潔癖症の人にとってそれはストレスにつながります。手作りの食べ物を食べられない潔癖症の人もいることを考えると、プレゼントは無難に既製品にしましょう。

潔癖症の人と上手に付き合う方法②相手に確認をとることを習慣にする

確認する人

潔癖症の人と上手に付き合う方法二つ目は、相手に確認をとることを習慣にすることです。普通の人にとっては当たり前のことでも、潔癖症の人にとっては耐え難いことである可能性があります。しかしそれがどのような線引きなのか、普通の人にとってはわからないでしょう。そこで、潔癖症の人には確認をとるようにしましょう。

潔癖症の人と上手に付き合う方法③寛大な心を持って理解を示す

話し合う二人

潔癖症の人と上手に付き合う方法三つ目は、寛大な心を持って理解を示すことです。潔癖症の人を見ていると、大半の人はイライラしてしまったり理解ができなくて嫌いになりかけてしまったりするでしょう。しかし、彼らの心理や原因を知れば、理解しようという気持ちは生まれるはずです。

そしてそれは彼らと付き合う上で、何より大切なことです神経質な人が理解できないというあなたも、これを機に相手の気持ちに寄り添ってあげるようにしましょう。許して理解することができたら、あなたの心には余裕が生まれ、自分自身も生きやすくなるはずです。

潔癖症の人とも上手に付き合おう!

潔癖症ではない人からすると、潔癖症の人は何を考えているのか理解できず困ってしまうことでしょう。接するにしても、どのように付き合っていくのが正解なのかわからないはずです。そこで、この記事を参考にして潔癖症の人の心理について学んでみましょう。潔癖症の心理がわかれば少しは彼らについて理解が深まるはずです。

こうして理解を深めることで、潔癖症の人ともうまく向き合えるようになります。決して相いれないと思っていた人も、彼らがそうなってしまった原因を知ることで、理解をしようという気になれるのではないでしょうか。恋人や友達が潔癖症だという人は、うまく付き合う方法を探してみてくださいね。


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