ハトメパンチとは?
ハトメとは穴を保護するわっかのこと
ハトメとは、丸い穴を保護する目的で取り付けられている主にわっかの金具を指していいます。ハトメは両面ハトメや片面ハトメがあり、片面ハトメは裏面の形状によって、菊割ハトメ、丸潰しハトメなどの種類があります。菊割ハトメは、名前の通り、菊の花のように割れた先が布などに食い込んで留める形状です。
丸潰しハトメは、裏側をくるくると巻いていくことで引っかからせてハトメを留める形状になっています。ダイソー等の100均で販売しているハトメは多くが片面の菊割ハトメです。両面ハトメは、丸潰しハトメに似たハトメを表からも裏からもはめ合わせて使う形状のハトメで、表も裏も仕上がりが同じに見えるのが特徴です。
ハトメの種類
裏面の形状 | ハトメのタイプ | 座金がつけられるか | |
丸潰しハトメ | 丸い | 片面 | つけられる |
菊割ハトメ | 先が割れた菊型 | 片面 | つけられる |
両面ハトメ | 表裏とも見た目は同じ | 両面 | つけられない |
POINT
座金は片面ハトメを補強できる金具
座金は、片面ハトメの裏側に取り付けて固定し、片面ハトメをより強固に留めることのできる補強金具です。菊割ハトメ、丸潰しハトメ共に利用でき、菊割の菊部分や、丸潰しの丸めた部分で座金は固定できます。片面ハトメを固定する前に、裏面につけてから通常通り固定するだけの使い方です。
ハトメパンチは穴にわっかを固定する工具のこと
ハトメパンチとは、穴を補強するハトメを固定する工具のことです。ハトメを固定する方法は打撃型タイプとパンチタイプがあり、ダイソーには打撃タイプ、パンチタイプ共に販売しています。パンチタイプは、ペンチのような形状で、先端に丸い金具がついており、ハトメを挟めるようになっています。
ハトメパンチは、はさみやペンチを使う時のように、手で握って挟んで使います。打撃型は、丸い台座の上にハトメを置いて、専用の打具の棒を当てて、木づち等で打ってハトメを固定します。
ダイソー製ハトメパンチの売り場や価格は?
ハトメパンチはハトメも一緒に工具や手芸用品売り場で販売している
ハトメパンチはダイソーの工具等が並ぶDIYの売り場で、替えのハトメと一緒に並んで売っていることが多いです。工具売り場にはハトメが何種類が置いてあるので、ハトメを探してからその近くでハトメパンチを探すとスムーズです。
ダイソーによっては、工具売り場ではなく手芸用品コーナーにハトメパンチが並んでいる場合もあるので、工具売り場にない場合は手芸用品売り場もチェックしましょう。
ダイソーの7mmハトメパンチは200円(税抜き)
ダイソーの7mmハトメパンチはお試しの片面ハトメがついて税抜き200円です。残念ながら100円の商品ではありませんので、200円や300円の商品が置いていないダイソーでは取り扱っていませんが、大き目のダイソーなら手に入るでしょう。
価格が200円ということで気がひける方もいるかもしれませんが、お試し用のスチール製の片面ハトメがついているので、初めてハトメを使ってみてどんなものか試してみたいという人には、ハトメも余りづらくピッタリですよ。
ダイソーのハトメパンチ4mm版は廃盤商品
ダイソーのハトメパンチの4mm版は、廃盤になってしまいました。人気で以前はよくもてはやされていましたが、現在は取り扱いがありません。100円で4mmのハトメパンチが買えるのはかなりお得でしたが、残念ですね。
100均・ダイソーのハトメパンチと一緒に買うおすすめ商品は?
おすすめ商品①ダイソーの工具売り場の「ハトメ」7mm
ハトメパンチと合わせて購入するのにおすすめのダイソー商品の1つ目は、7mmのハトメ替え玉です。片面のスチール製のハトメで、色は銀色をしています。こちらの商品は80個入りなので、本格的にハトメを使っていきたい時にうってつけです。ハトメは大きさの種類が豊富ですが、ハトメパンチのサイズの7mmを選びます。
7mmのハトメパンチを使ってみて、よりたくさんハトメパンチを活用したいと思ったら、ぜひ購入してみてください。80個はかなり多いので、最初のお試しのみという場合は、ハトメ替え玉は購入しなくて大丈夫です。こちらは工具売り場、または手芸用品売り場に売っています。
POINT
ハトメパンチとハトメのサイズは統一しよう
ハトメパンチは、パンチの溝にハトメを嵌め込みながら押しつぶすので、溝のサイズに合わないハトメは、固定することができません。このため、ダイソーの7mmハトメパンチを使う場合は、7mmのハトメを使いましょう。
おすすめ商品②ダイソーの工具売り場の「穴あけポンチ」3mm6mmセット
ダイソーのハトメパンチと一緒に購入するのにおすすめの商品の2つ目は、工具売り場にある3mmと6mmがセットになったポンチです。ハトメを固定する際はあらかじめ穴を空けておいた場所にハトメを差し込みますが、綺麗な丸い穴を空けないとハトメがうまく固定できません。
ハトメの穴は、ぴったりか少し小さめの方が綺麗にハトメを固定できるため、7mmハトメパンチには6mmのポンチがおすすめなのです。基本的にハトメパンチを使う時には初めてでもセット購入が望ましいです。ハトメパンチと並んで販売されていることが多いので、工具売り場か手芸用品売り場を探してみてください。
POINT
ポンチには木づちとゴム板をセットで用意
ポンチを使って穴を空ける時、ポンチが下の台を傷つけないようにゴム板を敷いておくことと、ポンチを打ち付ける木づちあるいはゴムハンマーを用意しておきましょう。ゴム板は木の板や厚手の雑誌など、下敷きになるものを代用しても大丈夫です。
100均・ダイソーのハトメパンチの使い方は?
100均ダイソーのハトメパンチの使い方①布等に穴あけポンチで穴を空ける
ハトメパンチの使い方の1番目は、ハトメの金具を固定したい紙や、布にポンチで穴を空ける作業です。使うハトメの金具が両面、片面タイプであるかを問わず穴を空けましょう。また、7mmハトメパンチは2mm程度の厚さまで対応なので、それよりも薄い布や紙、皮を用意します。
- 2mm以下の布や紙
- ポンチ
- ゴム板(ポンチの台)
- 木づちまたはゴムハンマー
布や紙に穴を空ける時に用意するもの
- 1布や紙の穴の空けたい部分が、ゴム板の真ん中に来るように置きます。
- 2ポンチを布にあてて、ポンチが垂直になるように立てます。
- 3木づちやゴムハンマーで、ポンチを垂直に叩いて、穴を空けます。
穴をあける手順
100均ダイソーのハトメパンチの使い方②ハトメを穴にはめこむ
ダイソーのハトメパンチの使い方の2番目は、布や紙に空けた穴にハトメをはめてセットする作業です。ハトメと一緒に座金の金具を使う場合や、両面ハトメの金具を使う場合も同じ手順です。
- 1布や紙の裏面を上にします。
- 2ハトメを、布や紙の下から通して先端を出します。
- 3座金を使う場合や、両面ハトメを使う場合は、ここで先端部分に座金や丸金具を差し込みます。
ハトメを布や紙にはめる手順
100均ダイソーのハトメパンチの使い方③ハトメパンチでハトメを固定する
ダイソーのハトメパンチの使い方の3番目は、ハトメパンチで挟んで、ハトメを固定する作業です。布や紙にはめ込んだハトメを溝に乗せる形でハトメパンチに合わせ、ハトメパンチを強く握って閉じましょう。
一回でうまく留められない場合は、二度三度と握りこんでも大丈夫です。均等に力が加わるように、溝からハトメの金具がずれないように注意します。ハトメの先端が突き出ている部分が倒れて潰れきったら、ハトメの固定が完成です。
100均・ダイソーのハトメパンチのレビュー
ハトメパンチのレビュー①挟み込む形式なので初心者でも使いやすい
ハトメパンチのレビューの1つ目は、挟み込む形式なので初心者でも使いやすいということです。ハトメの固定に使う工具の種類は打撃型とパンチ型の2種類がありますが、打撃型は垂直に打ち付けることと、均等に力がかかるように調節するという、工具の扱いに熟練が必要です。
それに対して、パンチ型は工具に不慣れでもホッチキスやはさみを使うように握りこむだけで均等に力がかかるので、初心者でも失敗しにくいのです。また、力加減を調節しやすいので、打撃型と違って、打ち込みすぎてハトメの金具が破損したということも起こりにくいので扱いやすいです。
ハトメパンチのレビュー②ハトメパンチ単体では使えないので注意
ハトメパンチのレビューの2つ目は、ハトメパンチは単体ではな使えないから注意が必要ということです。ハトメの固定には、先に穴を空けておく必要があるので、ハトメパンチとハトメだけあっても使うことができません。
綺麗な円形でないと、ハトメを固定した時にハトメがずれる要因になり、最終的に外れてしまったりします。このため、ハトメ用にポンチが必要なのです。ポンチが使いづらいということであれば、サイズさえ合えば、書類用の穴あけパンチや、太目のキリでも構いませんが、とにかく綺麗な円形の穴を作る道具が必要なのです。
ハトメパンチのレビュー③ハトメを固定するのはかなり力が必要
ハトメパンチのレビューの3つ目は、ハトメパンチでハトメを固定するのはかなり力が必要だということです。打撃タイプの場合は、ハンマーの打撃で腕力の低い女性でも簡単にハトメを固定できますが、ハトメパンチは握力でハトメの金具を押しつぶすことになるため女性はかなり苦戦するでしょう。
ダイソーのハトメパンチは握力をサポートするバネや、てこの原理を最大限活用できるような持ち手の長さもないため、ハトメの固定は握力頼みになってしまいます。握力が弱い方だと、ダイソーのハトメパンチの使用感はかなり悪いと感じるかもしれません。
ハトメパンチのレビュー④ハトメの素材・形状によって固定しやすさが変わる
ハトメレビューの4つ目は、ハトメの素材や形状などの種類によって固定のしやすさ、必要な力が変わるということです。ダイソーに売っているハトメはほとんどスチール製で、硬いため固定するのにかなり力が必要です。また、茶色で落ち着いた印象の真鍮のハトメや、両面ハトメはかなり硬いため握力が低いと固定に苦戦します。
ダイソーには売っていないのですが、アルミのハトメを使うと、スチール製や真鍮製のハトメに比べて、両面、片面のハトメ共に、かなり楽にハトメを固定することができます。沢山ハトメを使いたいなら、種類はアルミ製の物を使った方が良さそうです。
POINT
握力をアシストするハトメパンチもある
ダイソーのハトメパンチは握力のみでハトメを固定するタイプですが、ホームセンター等に売っている価格の高いハトメパンチは握力をアシストするバネが入っているタイプの物もあります。握力に不安がある方は、アシスト機能付きのハトメパンチか、アルミ製のハトメを使うと良いでしょう。
ダイソーのハトメパンチを使ってハンドメイドをより華やかに
ダイソーのハトメパンチは、ハトメを初めて試すのにピッタリな商品です。ハトメを使うとハンドメイド品が華やかになるので、ダイソーのハトメパンチを使ってハンドメイド品をよりよくできるといいですね。
ハトメの種類は片面タイプよりも両面タイプの方が見栄えが良いですが、両面タイプは厚みが出る分だけ固定が硬くなります。素材の種類はアルミ製が扱いやすいですが、見た目や価格と相談して自分にあったハトメを使えるといいですね。
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