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面白いことわざ|へんてこで笑える慣用句5選

①出物腫れ物所嫌わず

眉間にシワがよった女性

面白いことわざの中には、「出物腫れ物所嫌わず」という、へんてこで笑えるものがあります。「出物」はおならを、「腫れ物」はニキビやおできのことを指すので、使われている言葉自体がへんてこですね。

体の内部にあるものは、時と場所を選ばずに勝手に出るので、出てしまったことを咎めることはできないという意味になります。うっかりおならをしてしまった時の、言い訳としても最適ですよ。転じて、大や小をもよおしたときや、産気づいたときにも使われることわざとなっています。

②鼻毛を読む

鼻をさわる女性

「鼻毛を読む」ということわざも、へんてこで笑えることわざです。「読む」とは、数えることを指す言葉となります。鼻毛を一本一本数えるように、女性が自分に惚れている男性を思うように操り、もてあそぶことを言います。上品に言えば「手玉に取る」で済むのですが、あえて「鼻毛を読む」と表現するのが面白いですね。

③豆腐で歯を痛める

チョコレートを食べる女性

面白いことわざには、「豆腐で歯を痛める」というへんてこな表現もあります。そんなことはあり得ない!と笑える表現ですね。じつは、意味もそのままで、現実にはあり得ないことを例えて言うためのことわざとなっています。

④大根を正宗で切る

たくさんの大根

「大根を正宗で切る」も、かなりへんてこで笑える、面白いことわざですね。「正宗」が、鎌倉時代に作られた名刀の銘だと分かっていると、さらに面白さが増してきます。大根のようなつまらないものを稀代の名刀で切ることから、大げさなことする例えとして使われることわざです。

また、「正宗」を能力のある人に例えて、有能な人につまらない仕事を任せることを指摘するために使用される場合もあります。どちらの例えにしても、へんてこで笑えますね。

⑤あんころ餅で尻を叩かれる

3種類のおはぎ

面白いことわざには、「あんころ餅で知りを叩かれる」という表現もあります。場面を想像するだけでも、へんてこで笑えるものになりますね。

ひどい目に遭ったときの表現のように思えますが、じつは、思いがけずうまい話や幸運が舞い込んでくることを例えることわざです。へんてこで笑えるうえに、想像の斜め上をいく意味を持つことわざなんですね。


面白いことわざ|楽しい慣用句5選

①権兵衛種まきゃカラスほじくる

カラス

面白いことわざの中で、とくに楽しいものと言えば「権兵衛種まきゃカラスほじくる」です。日本の三重県に伝わる民話が由来となっている慣用句なので、言葉の選び方が面白いですし、リズムも楽しいですね。

しかし、意味そのものは、少し悲しいものとなります。自分が苦労してやったことを、後から他人に台無しにされてしまうことを例えることわざであるためです。幸い、民話の中の権兵衛さんは、試行錯誤の末に周囲に認められる結果を出しています。

②色男金と力はなかりけり

パソコンの前の男性2人

面白いことわざには、「色男金と力はなかりけり」という、楽しいリズムのものもあります。女性にモテやすい美しい容姿の男性は、えてして財力や腕力は持ち合わせていないという意味になります。色男をからかう日本の川柳から生まれたことわざなので、負け惜しみの意味で使われることもあります。

③地震雷火事親父

火山の噴火

「地震雷火事親父(じしんかみなりかじおやじ)」も、面白いうえに楽しい感じがすることわざですね。日本で特に怖いとされているものを、順に表しています。

「地震雷火事親父」の「親父」は、一家のお父さんのことを表す言葉となっています。昔の日本のお父さんは、地震や雷に匹敵する迫力があったのですね。実際に遭遇すると、どれも楽しいどころではありませんが、楽しいリズムにすることで覚えやすくしていると考えられています。

④犬が西向きゃ尾は東

オオカミ

面白いことわざといえば、「犬が西向きゃ尾は東」も該当しますね。こちらもリズムが良く、楽しい言葉ですが、犬が東の方を向けば当たり前にしっぽは西を向くことになります。そのことから、当たり前のことを、ことさら強調して言うために用いることわざとなっています。

⑤恐れ入谷の鬼子母神

鬼子母神のお堂

「恐れ入谷の鬼子母神」ということわざも、面白いですね。「恐れ入りやした」という表現に、「入谷」という地名と、そこに祀られている「鬼子母神」という神様の名前を加えることで楽しい表現にしたものです。洒落言葉という、江戸時代の庶民に愛された、粋で楽しい表現が由来となっている慣用句です。


面白いことわざ|珍しい慣用句5選

①蓼食う虫も好き好き

てんとう虫

面白いことわざには「蓼(たで)食う虫も好き好き」という珍しい表現があります。「蓼」は苦い植物であるため、ほとんどの生き物は食べることを避けるのですが、あえて好んで食べる珍しい虫もいることが語源となっています。

人の好みの多様性を例えて言うためのことわざですが、他人の悪趣味について言うときにも使用されることがあります。余談ですが、「蓼」は日本の伝統的なハーブとして食用にされており、意外に好まれていたりします。

②商いは牛の涎

牛

「商いは牛の涎(よだれ)」も、面白くて珍しいことわざとしてオススメです。牛のよだれは、細く長く切れ目なく流れるため、商売もそのように辛抱強く続けるべきだということを例えています。現代の日本で牛の涎を見ることは珍しいですが、せっかちは敵であるという教えと一緒に覚えておきましょう。

③磯の鮑の片思い

アワビ

「磯の鮑(あわび)の片思い」も、面白くて珍しいことわざですね。鮑の殻を見ると、二枚貝の片方しかないように見えることから、片思いの「片」とかけて生まれた表現となっています。面白くて珍しいとはいっても、語源は万葉集にあるので、思いの外ロマンチックな表現だったことが窺えます。

④一押し二金三男

花束を拒否する女性

面白いことわざで珍しいものと言えば、「一押し二金三男」も該当しますね。男性が女性の愛を得るために必要なものを、大事な順番に並べた表現です。

つまり、何よりも押しの強さが大事で、二番目にお金があること、最後に男前であることが示されているのですね。転じて、女性の愛を得るためには、見た目を気にするよりも、臆病にならないことが大事だと伝えることわざにもなっています。

⑤天上天下唯我独尊

仏像

面白いことわざには、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」という珍しいものもあります。お釈迦様が誕生したときに唱えたとされる言葉が由来で、世の中に個として存在する「我」よりも尊いものはないという、人間の尊厳を表す表現です。


自分が一番えらいという、うぬぼれの意味で誤用されることがあるので注意しましょう。「唯我独尊」だけであれば、うぬぼれの意味で正解となります。

面白いことわざ|ふざけた慣用句5選

①坊主の花かんざし

花かんざし

面白いことわざには、「坊主の花かんざし」というふざけた印象のものもあります。花の形をしたかんざしは、いくら綺麗でも、髪の毛がないお坊さんには無用のものですね。転じて、持っていても何の役にも立たないものを例えるようになりました。お坊さんの前では使えない、ふざけた表現ですね。

②鑢と薬の飲み違い

薬と体温計

ふざけたことわざには、「鑢(やすり)と薬(くすり)の飲み違い」という面白いものもあります。「や」と「く」の一字違いで、音はよく似ていますが、実際には大きな違いがありますね。早合点は大きな間違いのもとになることを例えている表現です。ふざけたことをしていると、取り返しのつかないことになりますよ。

③団子に目鼻

みたらし団子

面白いことわざには、「団子に目鼻」という、ふざけたものもあります。団子のように丸い顔を例えて、ふざけた表現にしたものですね。しかし、言われた本人にとっては笑えるものではありません。使いどころが難しいので注意しましょう。

④夜目遠目笠の内

千本鳥居と女性

「夜目遠目笠の内」も、面白いことわざですが、ふざけた表現となります。日本で昔から女性に対して使うことが多い慣用句ですね。夜見るとき、遠くから見るとき、笠に顔が隠れているときこそ、女性は一段と美しく見えるという意味になります。見えないからこそ想像力がかきたてられて美化されるということです。

⑤イタチの最後っ屁

スカンク

「イタチの最後っ屁」ということわざも、かなりふざけた表現ですね。イタチは窮地に陥ると、悪臭を放って敵をひるませることから、困った現状を打破するために非常手段に訴えることを指します。最後の嫌がらせという意味でも使われますよ。

面白いことわざ|爆笑できる世界の慣用句5選

①ロバにスポンジケーキ

二頭のロバ

爆笑できる世界の慣用句には、「ロバにスポンジケーキ」という面白いことわざがあります。日本の「馬の耳に念仏」と同じ使い方ができる、ポルトガルの表現ですね。物の価値を分かっていない人に、価値のある何かを与える無意味さを示唆することわざです。国が違っても、世界的に共通する概念があることが良く分かります。

②吠える犬はめったに噛まない

白い犬

爆笑できる世界の慣用句として、「吠える犬はめったに噛まない」ということわざも紹介したいですね。英語圏だけでなく、世界的にも広く知られている表現で、強がったり威張ったりしている人ほど、実力がないことを意味しています。キャンキャン吠える犬を想像すると、爆笑というより微笑ましいかもしれません。

③全てには一つ終わりがあるがソーセージだけは二つある

ソーセージとハーブ

爆笑できる世界の慣用句として外せないのが、「全てには一つ終わりがあるがソーセージだけは二つある」という面白いことわざです。ドイツの表現だと言われると、納得とともに爆笑してしまう人も多いのではないでしょうか。

ソーセージの両端を二つの終わりに例えていて、深い意味があるのか無いのか悩んでしまうことわざです。「全てには一つ終わりがある」だけであれば、世界の真理に触れていると言えますね。

ドイツのことわざは、爆笑できるものだけではありません。知っておくとためになる、素敵なことわざや格言もたくさんあります。こちらの記事で、ドイツの真面目なことわざをチェックしてみましょう。

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④ヨーグルトは医者に行かない

ブルガリアヨーグルト

爆笑できる世界のことわざには、「ヨーグルトは医者に行かない」という面白いものもあります。日本でも知られている「りんごを食べると医者が青くなる」と同じ意味の、ブルガリアの慣用句ですね。毎日ヨーグルトを食べていれば、医者に行かなくても済むという意味を持ちます。

⑤隣の家のケンカは気持ちがいい

耳を塞ぐ男性と睨む女性

爆笑できる世界の慣用句として「隣の家のケンカは気持ちがいい」ということわざもあります。インドで使われる表現ですが、不謹慎であることは分かっていても爆笑してしまいそうです。自分と同じような問題を持った人を見ると、同族意識が芽生えて癒やされるという意味で使われます。

面白いことわざで人生を楽しく過ごそう

真面目な印象があることわざですが、探してみると、意外に面白いものがたくさんありましたね。くすっと笑えるものから、爆笑してしまいそうになるものまで、バリエーションが豊富です。面白いことわざを聞くだけでも明るい気持ちになれるので、いろいろ調べて人生を楽しく過ごしていきましょう。


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