近頃「人前で泣くなんてはしたない!」と言われることは少なく、「泣きたいときは泣けばいい。」と言われることも増えてきました。
その理由として、泣くという行為が効果的だということが科学的に証明されてきたことがあります。
今や泣くことは心だけでなく、身体、つまり美容にも効果的だと言われています。
今回は泣く行為が心と身体に効果的な理由を紹介していきます!
泣く効果①:なぜ心に良いのか
それでは、まず泣くことがなぜ精神に良い効果をもたらすのか考えてみましょう。
ここには2つの説があります。
ひとつ目は、有害物質を外に出しているという説。
ここでいう有害物質とはストレスのことです。
泣くことで、ストレスを体外に出しているということですね。
しかし、ひとつ問題点があります。
それは人は感動しても涙を流すと言うことです。
感動は有害物質なのか?という疑問がぬぐえません。
もうひとつは、自律神経のバランスを取るという説。
人は普段、交感神経と副交感神経のふたつの自律神経のバランスをとっていますが、何かの要因で感情が揺さぶられ、交感神経の働きが活発化します。
交感神経のみ強くなるので、当然自律神経のバランスが乱れていますね。
そこで涙の出番です。
涙の中にはロイシン-エンケファリンやエンドルフィンという、ストレスを緩和させる物質が含まれます。
これらが分泌されることにより、今度は副交感神経が活発化します。
交感神経をおさえ副交感神経を活発化されると、自律神経のバランスが取られ、「落ち着く」というワケです。
つまり、泣くことによって交感神経から副交感神経へスイッチさせ、精神に良い効果をもたらしているのです。
以上の仕組みから、泣くことには精神効果があるということを覚えておきましょう!
泣く効果②:なぜ身体に良いのか
今度は身体への影響についてお話します。
泣くことは身体、特に美容に効果があると言われます。
その仕組みは非常に簡単です。
涙を流さないと、涙腺が詰まり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、むくみやクマができてしまうのです。
しかし泣くことは涙腺の詰まりを解消し、血流がよくなり、その結果むくみやクマが解消されます。
むくみやクマの解消は小顔効果までもたしてくれます!
しかし泣いた後にはむしろ目が腫れると思う方もいるでしょう。
実は泣いた後に目が腫れるのはタオルやティッシュで目を擦るからであって、泣くこと自体には原因はないのです。
意外ですよね!
泣くことのプラス効果は心だけでなく美容面にも及ぶということを覚えておきましょう!
おわりに
いかがでしたか?
泣くことの心と身体の健康に対する効果について紹介しました!
泣くのを我慢することは絶対にしないでください。
泣きたい欲求を抑えることは、感情の解放を阻止することです。
つまり、自律神経のバランスが崩れたままということ。
フラストレーションがさらに蓄積し、もっと悪い結果を引き起こすという負のサイクルが起こります。
ですので、決して自分の気持ちを表現することを恐れたり恥じたりしないようにしましょう。
「泣くことにはプラスの効果がたくさんある、だから恥じることはない」
ということを覚えておいてくださいね^^