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スタートアップベンチャーローカルイノベーションで働く小室早貴さんにインタビュー!

インタビュー企画第四弾!4年の11月に内定を蹴り逆境に立ちながらも、人生に関わる仕事がしたいという熱い想いを貫いた小室さん。その胸の内を語っていただきました!

まず現在のお仕事について教えてください。

小室さん1 弊社ではエンジニア志望の学生さんと企業をマッチングさせるサービスを提供しています。その中で、主に学生担当として一人ひとりと面談したり、イベントの企画や運営を行っています。まだ出会えていない学生さんとの繋がりを作りに一人で地方へ出張に行くことも多々あります。裁量権は大きい、とうか裁量権しかないですね(笑)なのでとても楽しく仕事しています。 -逆に抱えすぎて辛い時はないんですか? 抱えすぎて何から手を付けていいのか分からない・・・と思う時もありますね(笑)成功するやり方がないので、とりあえずやってみないといけない。成功パターンを探しながら日々奮闘中です。やり方が分からなくて最低限のマニュアルが欲しいと思ったこともありますが、自らの行動がマニュアルの原本になるように行動していくように頑張っています。 -特に苦労していることは何ですか? まず、私自身ド文系なので理系のエンジニア学生さんの気持ちを理解することがとても大変でした。プログラミングやアニメ、漫画とは無縁だったので(笑)エンジニア学生さんは何が好きで、どういうことに興味があるのか。このあたりを知るためには、きちんと学生さんの立場に立って考えることや、IT関連のニュースや情報誌などを読んで知識を身につけることを意識しています。

企業を選ぶ際に重視したことは何ですか?

小室さん3 「成長・影響力・社風」の3つですね。

成長

まず、若いうちから裁量権を持って働かせてもらえる環境を重視していました。 実はこう見えて、結構委員長とかキャプテンとかずっとやってたんですよ(笑) 常に先頭に立って何かに取り組み、皆の中心にいることが多かったです。そして皆で協力して一つのものを作り上げていく、そんなチームプレーが大好きなんです。 -どのようなことを学生時代に中心にやられてたんですか? 中学高校はずっと部活でソフトテニスをやっていました。 キャプテンとしてチームをまとめたり、率先して行動してきました。常に勝負の世界でやってきたので、お互い切磋琢磨してきた環境が当たり前で。だから就活するときも、若いうちから活躍できるフィールドがあるという意味で「成長」という軸を重視していました。 -大学時代はどのようなことをやられていたのですか? 大学時代はゼミ長としてゼミに打ち込んでいました。人間関係の希薄化が問題視されていたことに着目し、なぜ希薄化していると言われているのかを研究していました。ゼミ対抗コンテストにも参加し、チームまとめたり、何百人もいる前でプレゼンテーションしたりと、とても濃い時間を過ごしましたね。そのコンテストで優勝することを目標に皆で毎日頑張っていたので、「絶対にその目標を達成したい」という思いが強かったです。だから勉強は大嫌いでしたがとっても頑張れました(笑)

影響力

もともと、人生の大事な瞬間に携わる仕事がしたいと思っていました。 そのきっかけは、高校時代の部活で尊敬する人と出会って、自分が辛いときに這い上がる力をくれたんですよね。そういう人って一生忘れないし、今でも鮮明に覚えています。なのでその経験からいつか私も「誰かの支えになりたい」「影響力を与えられる人間になりたい」と思いました。その場限りの仕事ではなく、その人の人生に関わるような仕事をすることによって、一生名前を覚えてもらえる人間になれるのではないかと考えています。そういう意味でも、今の仕事は学生さんが納得のいく就職活動が出来るようにマンツーマンでサポートしていくので、一人でも多くの方のお役に立ちたいと思っています。 -もう少し大きな新卒紹介の会社もありますが、なぜスタートアップへ? 私がこの会社の「新卒第一号」かつ「女性第一号」だったからです!(笑) 新卒採用もしたことがなく、女性もいない環境って滅多に無いと思うんですよ。皆と違う経験が出来るってすごく魅力的だと思ったので、入社に対する迷いは全くありませんでした。

社風

やっぱり、実際に働く上で社風はとても重要です。私の場合、自由で、裁量権が合って、明るい職場が軸の一つでした。楽しく仕事をしたいというと甘えのような印象を持たれるかもしれませんが、やっぱり社内の雰囲気が明るくて和気あいあいとしている方が、より仕事も集中できると考えていました。 -大手企業といろいろ比較して決められたんですか? 実はもともと別の会社から内定を貰っていて、もう承諾してたんですよ。こんなことを言うと、この記事を見ている人事担当者の方から怒られてしまうかもしれませんが(笑)大学四年の冬に内定を辞退して、就活をやり直そうと決めました。内定を貰っていたのは、自分の大好きなアパレル業界だったのですが、その会社で働くという判断を早く出し過ぎてしまったんです。少しモヤモヤが残ったまま内定者アルバイトをしていたのですが、「このままじゃ一生後悔する」と思い、もう一回就職活動をやり直そうと、内定を蹴りました。一気にがけっぷちに立たされましたね(笑) -どういうところで妥協したと、ご自分で感じたのですか? さっきの影響力の部分に当たるんですけど、人生の大事な瞬間に携わりたいというのが絶対にブレない軸でした。ですが、内定を貰っていた当初、この軸に気づいていなかったんです。確かに服が大好きだし、アパレル業界は魅力的だったんですけど、心の中でモヤモヤしていたものをずっと深堀していったら「人生の大事な瞬間に携わりたい」という軸が見えました。そこで改めて考えた時に、この軸には合っていないんじゃないかなと感じたんです。社風はいいし、自分のやりたいことや成長できる環境は整ってたし、福利厚生もちゃんとあったし、入社しない理由はないと思っていたのですが、根幹の軸がブレているとやはりダメですね。 内定者研修で改めて会社について勉強したときに、「違う」とはっきり感じました。それがもう一度やり直そうとなった決定打ですね。 -反対はなかったのですか? 親や友人からも反対されました。卒業まで4ヶ月しかないし、福利厚生とかあってある程度大きな会社だったし、絶対そのままのほうがいいって言われたんですけど、ここで行動しなかったら一生後悔すると思い、反対を押し切りました(笑)

女性ならではの悩みとどう向き合ったのですか?

小室さん2 社内が男性しかいないので、産休や育休という制度はもちろんありません。そういった整っていない環境は嫌じゃないの?とよく聞かれますが、自分がロールモデルになって、そういう制度を作っていけばいいと考えているので特に嫌ではないですね。ローカルイノベーションは本当に風通しが良く、提案したら実現してくれるような社風があります。これから自分がロールモデルとして女性の働きやすい環境を作っていければと思っています。自分の手で制度を作っていけるって考えるとワクワクしますね。 -内定を頂いていた大手企業と比較したときにどう感じましたか? 内定をもともと貰っていたところは時短勤務が制度として保障されていました。実際女性のマネージャーも沢山いて、お子さんが小さい人はちゃんと夕方には帰ってたんですよね。 確かにこのようにあらかじめ制度もあればいいかもしれませんが、一生そこで働くかと聞かれても、それは私にもわかりません。だったら、やりたいことやなりたい自分に忠実になって、会社を選ぼうと思いました。 -周りの方はどのように考えてたんですか? 周りの人は、ガツガツ働きたいって人は少なかったですね。どちらかというと結婚して、寿退社したい。福利厚生が一番大事。っていう子がすごい多かったので、私はかなり変わっている方でしたね。私みたいに「手厚い福利厚生なんてそこまで重視しなくてもよくない?」みたいな考えの子はほぼいませんでした(笑)最初は最低限の福利厚生があればいいので、足りないものはこれから作っていけばいいと思っています。

これからどんなお仕事をしたいですか?

小室さん4   「法人営業」と「支社立ち上げ」の大きく二つです。 今は学生担当として個別に面談をしたり、ローカルイノベーションの広報のように会社のフロントに立つお仕事をさせていただいています。それはそれでとても充実していて楽しいのですが、いずれは企業担当として、各社様の採用のお役に立てる提案をしていけるようになりたいと思っています。 そのためには、学生さんのことを十分に理解する必要があると感じています。なので、まずは今の学生担当業務を極め、学生さんのことなら任せて!と言えるレベルまで達した上で、それを法人営業に生かしていきたいですね。 また、支社の立ち上げについても挑戦したいと考えています。 ローカルイノベーションも今はまだ6人ですが、いずれは人数が増えていきます。そうなったとき、例えば関西で支社の立ち上げをするとなった際に、私が中心となって立ち上げに貢献できるよう活躍したいですね。若いうちから支社の立ち上げに携われる環境など他にないと思います。難しいことにチャレンジした分、得られることも多いはずなので。

最後に女子大学生への応援メッセージをお願いします。

小室さん5 「逆境に立ったときが一番強くなれるとき」 人は、逆境・ピンチに立たされたときに最も成長すると考えています。 -いつが最も辛かったですか? 高校時代に学校を辞めようか迷うほどの辛い時期がありました。原因は部活だったんですが、何もかもうまくいかず、全てを放り出したくなるような期間が長く続いたんです。そんなときに尊敬する人に出逢い、這い上がる力をくださったお蔭で乗り越えることができました。その経験があるので、これまでも沢山辛い経験しましたが、途中で逃げることなくやり遂げることができたと感じています。 -大学のつらさは何ですか? 強いて言うならバイトですかね。居酒屋でアルバイトをしていたのですが、怒鳴ったり蹴ったりと、鬼のような店長がいました(笑)新人さんが入っても1日で辞めてしまうのが当たり前というような環境で、私も入った当初は怒鳴られていましたが、それも高校時代の経験からすると大したことではなかったです。「一切口出しされないように仕事できるようになってやろう」という思いで働いていました(笑)高校時代の辛さに比べたら、この先どんなことも越えられる自信があります。 最後にメッセージということですが、私が一番伝えたいことは「辛い経験はマイナスではなく成功への糧」だということです。 就職活動の際、面接が上手くいかなかったり、沢山失敗をしてしまっても、それを糧に頑張ればいいと思います。決して逃げずに妥協せずに頑張っていれば、必ず道が開けてくるので。何か相談したいことがあればお気軽にご連絡くださいね!(告知になってすみません笑)ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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