"共感されにくい" 本当に子育てが大変な理由。
子育てが楽しいものだと思い込まれ、大変だという共感が得られないことが一番大変なのです。
この本質がなかなか理解されていない、そんな気がします。
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子育てが大変な理由。
赤ちゃんが泣くから?
ウンチが臭いから?
ゲップがうまくできないから?
ずっとそばにいなければならないから?
いいえ。
自分の時間を持てないから?
力のない女性が子どもを抱っこするのは大変だから?
いいえ。
実は子育てが楽しいものだと思い込まれ、大変だという共感が得られないことが一番大変なのです。
この本質がなかなか理解されていない、そんな気がします。
共感が「あれば」…
女性は母になった途端、自分のことよりも子どものことを優先しなくてはならなくなります。
自分のやりたいこと、いわば自分の欲求を犠牲にしなければならないのです。
いつも通っていた居酒屋に行けなくなった。
妊娠中は落ち着いて見れた昼ドラが見れなくなった。
買い物で、あちこち寄り道できなくなった。
寝たいときに寝れなくなった。
これらがごく当たり前になる。
子どもが生まれるまで決して当たり前だったことができなくなる。
やりたいことを我慢して子どもに投資する。それが母というものなのです。
やりたいことができなくなっても、自由がなくなっても子どもが成長すると母は嬉しいものです。大切な我が子だもの。
全ては「共感があれば」です。
共感されない
現実は、子育ての大変さは共感されにくいです。
電車で子どもが泣き叫んだとき、乗客の多くの人は白い目で見る。ひどいときにはベビーカーを電車に乗せるな!とまで言われる。
そんなときに、お母さんも大変なんだなと思い、「赤ちゃん、可愛いですね」と一言掛けてくれる人がいればどれだけ嬉しいか。
帰りが遅いことを気にかけたら、夫が「お前は家にいるだけだし、子どものこと以外暇じゃないか。飲み会も仕事の一環なんだ、仕方ないだろ」と言わなかったらどれだけ嬉しいか。
帰りが遅いことを責めているわけではないんです。子育ての大変さに共感して欲しい、それだけなんです。
ママは自分の欲求よりも子どもが優先。そんなの当たり前。
そうです。全部当たり前です。
私が産むと決めたんだから、決めて産んだのだから当たり前です。
けれど、自分のやりたいことがことごとく遮られてしまう…そんな経験はなかなかしないと思います。
今日はあれをして、どこに行って、何を買って…というごく当たり前の欲求が満たされない。
いわば、”達成感”を感じることがない。
子どもの成長は見ていて楽しい。
けれども、「それがあるならすべて我慢しろ」というのは理屈では分かっていても苦しいものです。
会社にいたときは、仕事は辛くてもいつも隣に同期や上司がいて、話すことで気が楽になりました。
「仕事が忙しくて大変だ」と言われると、素直に大変なんだなと思えますよね。
しかし「子育てが忙しくて大変だ」と言われても、「何を言っているの?あなたの子どもでしょ?」と思われてしまうんです。
隣に子育ての同期がいるわけでもない。大変なことを共有できる相手がいない。いたとしてもなかなかわかってもらえない
一方、子どもに悪影響を及ぼすので嫌な顔もできません。
”どっちが大変か”には意味がない。必要なのは共感
女性は男性以上に共感を求める生き物だということが、子育てをしてみて初めて分かった気がします。
繰り返しますが、子どもが重いから、ウンチが臭いから子育てが大変なわけではない。その大変さを社会から、家族から共感されにくいからなのです。
しかし、仕事よりも子育ての方が大変とか、そんな話をしたいわけではありません。
なので妻が夫に対し「仕事は楽しいんだからいいわよね!」と吐き捨てるのも間違っています。
子育てが始まるときには夫もおおよそ30歳。
30歳になると仕事の裁量が一気に上がり、出世のチャンスも巡って来ます。しかしながら、最良の裏にはそれ相応のプレッシャー・責任感が付き纏います。
一方、夫が妻に対し、「子育てはプレッシャーがないからいいよな。」と言うのも間違っています。子育てにだってプレッシャーはあります。間違えれば子どもが死んでしまうかもしれないのだから。
何を言いたいかというと、お互いがお互いの不満をぶつけるのではなく、共感し合うこと。それが真に必要なことなのです。
「ただいまー」
「あなた、いつも夜遅くまでお疲れさま。今度のプロジェクト、順調?」
「ああ、今日は最終の詰めだったよ。なんとかクライアントも承諾してくれたから成功したよ!」
「すごい!おめでとう!後でゆっくり聞かせてね。」
「ありがとう。お前も子育てお疲れさま。○○(子ども)はどうだ?」
「今日ついに”這い這い”覚えたの!」
「そうなのか!今度の日曜にビデオ撮ろうか。」
これだけでいいんです。
お互いが仕事、子育ての大変さを理解し、「お疲れさま」と労ってあげる。
何より、お互いのことに関心がある。関心、共感されることで、大変でも頑張ろうとなれるのです。
読者の皆様へ
男性のみなさま、お仕事お疲れ様です。
朝早くから仕事に向かい、昼食もゆっくり取れず、夜遅くまで本当にお疲れ様です。
大きな仕事を任され、ストレスを感じることも多いでしょう。
しかし、パートナーはあなたの帰りを寝ずに待っているのです。
たまには飲み会を控え、お家で温かい夕飯を食べませんか?
奥さんとお酒を飲み、子どもの成長を共に喜びませんか?
女性のみなさま、いつも大変な子育てお疲れ様です。
夫を送り出し、洗濯、掃除を済ませ、食事の用意をしながらも子どもの様子も常にチェックする。並大抵のことではできません。
自分のことを犠牲にしてまで子どもに尽くすあなたはとても”強い母”なのです。
しかし、あなたのパートナーも日々汗水を垂らしながらあなたや子どものために頑張っています。
決してパートナーを責めないであげてください。
あなたの選んだ、世界にたった一人のパートナーなのですから。
お互いがお互いの”仕事”の大変さに共感し、支え合っていく。
どっちが大変という背比べは本来意味がないんです。
仕事は違えど、支え合うのが家族なのですから。
ちょっとの気遣いで、子育ては何倍にも楽しいものになるのです。
いや、本来は子育ては楽しいものでなくてはならないのです。
明日から、共感、思いやりを大切に、子育てを謳歌しませんか?
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