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準備編|セルフインナーカラーのブロッキングのやり方

①髪は事前に洗っておく

かごに入ったタオル

まず、ヘアカラー全般に言えることですが、髪は事前に綺麗に洗っておきましょう。できればリンスやコンディショナーは付けない方が望ましいです。リンスやコンディショナーも含め、髪の表面になにも付いていない状態にしておかないと色の入りが悪くなりますので注意が必要です。

②ヘアゴムやヘアクリップを用意する

ヘアゴム

次に、ブロッキングした髪を留めるために使用するヘアゴムやヘアクリップを用意しましょう。ブリーチをする場合は、ブリーチを一度流して再度カラーリングする必要があるため、その際にブロッキングが取れてしまわないようにヘアゴムでしっかりブロッキングするのがおすすめですよ。

③必要な薬剤を準備する

カラー剤を塗布している様子

そして、インナーカラーに使用する薬剤を準備しましょう。ただし、あまり早い段階で薬剤を作ってしまうと、髪に塗るよりも先に薬剤の反応が始まってしまうので注意してください。薬剤は必ず髪に塗布する直前に作りましょう。

④その他に必要な道具

クロスを付けている女性

インナーカラーの放置は、基本的には髪を下ろした状態ですることが多いです。そのため、カラークロスの代替となるケープやビニールなどしっかり服や身の回りのものが汚れないように保護できるものを準備しましょう。さらに、薬剤を塗布した場所にはラップをかけるため、髪の長さ分のラップの準備も必要です。

耳下編|セルフインナーカラーのブロッキングのやり方

①耳下インナカラーのブロッキングの場所


耳下インナーカラーの場合にブロッキングする場所は、耳の上から下のエリアです。サイドの髪は染めないため、首の後ろのみがカラーリングされた状態になり、前から見たときには分かりにくい仕上がりになります。あまり派手な印象になりにくいため、さり気無くインナーカラーを入れたい方におすすめのブロッキングです。

②耳下インナーカラーのブロッキングのやり方

髪を縛る女性

耳下インナーカラーのブロッキングは、ハーフアップのヘアアレンジをするようなイメージで分けとります。分けとった線が左右でバランスが違わないように、合わせ鏡で後ろを確認しながら気を付けて取りましょう。仕上がりに影響する工程なので、時間がかかってもいいので丁寧に行いましょう。

    耳下インナーカラーのブロッキングのやり方

  1. 1ハーフアップをするように、左右の耳の上のラインを繋いだ横のラインで髪を上下に分ける。
  2. 2分けとった上の髪を、クリップやヘアゴムを使いパート線が見える位置で留める。

③耳下インナーカラーの実例

耳下でブロッキングしたインナーカラーは、このように襟足の内側のみに色が付き、さり気ないイメージになります。また、サイドの髪を染めないため、ヘアアレンジをしたときに根元が目立ちにくいのも特徴です。根元が伸びてきたときの境目や、カラーリングをした際の色ムラが目立ちにくいので、初心者の方にもおすすめです。

耳上編|セルフインナーカラーのブロッキングのやり方

①耳上インナーカラーのブロッキングの場所

次に、サイドの髪まで染める耳上インナーカラーのブロッキングの場所ですが、耳上と頭頂部を結んだ線の真ん中か、三分の一程度の分量でブロッキングします。この時に取る分量によって、髪を耳にかけたときやポニーテールにしたときの見た目に影響するので、どのような仕上がりにしたいかしっかりイメージしましょう。

毛量が少ない方は、あまり分量を取り過ぎると表面からインナーカラーが透けて見えてしまうので、分量を取り過ぎないようにしましょう。自分の髪質や毛量でそれが再現可能かどうかをしっかり考えて、仕上がりのイメージをデザインしましょう。

②耳上インナーカラーのブロッキングのやり方

髪を触る女性

ブロッキングのやり方は、まず耳上と頭頂部を繋いだラインの真ん中もしくは三分の一のポイントを基準に髪を上下に分けとります。次にヘアクリップやヘアゴムで崩れないようにしっかり固定しましょう。特にサイドの髪の分量は、左右でバランスがちぐはぐになってしまわないように気を付けて取り分けましょう。

また、サイド部分まで薬を塗布しますので、前髪がある方は前髪もしっかり留めましょう。顔周りの髪を作っている方は、顔周りの髪も染めるのか染めないのか、左右でちぐはぐになってしまわないように注意してください。

    耳上インナーカラーのブロッキングのやり方

  1. 1耳上のポイントと頭頂部を繋いだラインの真ん中か、もしくは三分の一のポイントを起点に髪を上下に分ける。
  2. 2分けとった上の髪を、クリップやヘアゴムを使いパート線が見える位置で留める。
  3. 3前髪を分けとり、毛先までしっかり留める。

③耳上インナーカラーの実例

耳上で分けとったインナーカラーの場合は、このようにサイドの髪まで染まります。そのため、正面からもインナーカラーが見えやすく、耳掛けスタイルや、まとめ髪スタイルをしたときにもチラッと耳上にツートンのカラーが見えるのがおしゃれですね。

髪を巻かなくても内側の色が見えやすいので、ストレートアレンジの多いボブスタイルにもおすすめのやり方です。シンプルなスタイルでも簡単におしゃれに見せることができますし、セルフカラーの中でもインナーカラーは根元が目立たず挑戦しやすいツートンカラーのやり方ですので、是非挑戦してみてくださいね。

セルフインナーカラーのブロッキングのコツと注意点

①パート線が見える位置で留める

ブロッキングした髪

1つ目は、分けとったパート線がしっかりと見える位置で留める事です。カラーリングをしたい場所の根元からしっかりと薬剤を塗布できるようにするためには、折角ブロッキングした髪が上から覆いかぶさってしまわないように、しっかりとパート線が見える位置で髪を留める事が大切です。

頭の後ろ側という事で、セルフではしっかりパート線が見えるようにブロッキングできているか直接目で見て確認できないので、大きな鏡の他に手鏡を準備するなどして、頭の後ろ側を確認しながらブロッキングをしていきましょう。

②毛先までしっかり留める

髪を一つにまとめている女性

2つ目は、ブロッキングをした上の髪の毛先までしっかりと留める事です。これは、染めたくない部分の髪にブリーチやカラー剤が付いてしまうのを防ぐために必要な事です。特にセルフの場合は放置中に後ろを確認することが難しいため、うっかり髪にブリーチやカラー剤が付いてしまっていても気付きにくいです。


そのまま放置してしまうと、カラーをする予定のなかった部分までブリーチされてしまったり、色がついてしまったりするので特に注意が必要です。髪の内側だけを残して、それ以外の場所はお団子にするなどしてしっかり留めましょう。

③根元が弛まないように注意

施術を受けている女性

3つ目は、髪をブロッキングするときに髪が緩んだ状態で留めないように注意することです。1つめのコツと同様に、根元が弛んだ状態でブロッキングしてしまうと、内側の根元部分に髪が被さってしまいます。

その状態では内側部分のブリーチやカラーリングの作業がしにくいので注意が必要です。また、折角ブロッキングをしたにもかかわらず、他の場所にブリーチなどの薬剤が付いてしまう原因にもなりますので、合わせ鏡で後ろを確認しながら根元が弛まないようにしっかり留めましょう。

④場合によっては前髪も留める

おでこを出した女性

4つ目は、特に耳上のインナーカラーをする際に気を付けたいポイントですが、前髪がある方や、前髪を染めたくない方は前髪もきちんと留めましょう。耳上インナーカラーの場合はサイドにも薬を塗布するので、誤って前髪に薬液がついてしまう恐れがあります。特に前髪に色がついてしまうと目立ちますので気を付けましょう。

レングス別インナーカラー実例集4選

①ショートの耳上インナーカラー

1つ目はショートヘアーの内側をブリーチして、その上からベージュ系のカラーを入れたショートヘアスタイルです。表面のカラーはほとんど地毛に近い色味なのに対して、内側のハイトーンのインナーカラーとコントラストを付けたツートンカラースタイルが素敵です。

ショートヘアーのインナーカラーは、後ろからだと内側のカラーが見えにくいので、このようなサイドまで染めるやり方の方が相性が良いです。また、前髪の内側を染める技法の前髪インナーカラーとの相性も良いレングスなので、ご興味があれば是非挑戦してみてくださいね。

②ボブの耳上インナーカラー

2つ目は、内側をビビットなオレンジに染めたボブヘアスタイルです。表面の髪は地毛に近い髪色で、内側のビビットカラーとのコントラストが効いたツートンカラーが素敵です。このように表面の髪は染めずに内側にのみカラーする場合は、表面の髪の分のカラー剤を準備しなくてもいいので経済的ですし、時間短縮もできます。

地毛に近いカラーとビビットなインナーカラーとの組み合わせは、髪のダメージを気にすることなく派手髪が楽しめる絶妙なスタイルです。黒髪に合うインナーカラーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください。

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③ミディアムの耳上インナーカラー

3つ目は、ミディアムヘアの内側にパープルを入れたスタイルです。耳上でブロッキングした内側をブリーチし、一度流した後にパープルのカラーバターやヘアマニキュアなどで色を入れています。ベースのアッシュ系カラーと相まって透明感のある仕上がりのツートンカラーになっていますね。

普通のカラー剤とは違い、ヘアマニキュアやカラーバターは一度使った後でも余った分はまた使う事ができます。セルフカラーはもちろん、サロンでブリーチカラーをして退色してしまった髪にも使う事ができますので、お気に入りの色味をいくつか準備しておくと便利ですよ。

④ロングの耳上インナーカラー

4つ目は、内側にバイオレットのインナーカラーを入れたロングヘアスタイルです。明るめのトーンのベージュカラーのベースに、ビビットなバイオレットが映えるツートンカラーですね。ロングヘアの方は、このように髪を巻くと後ろからでも内側に入れたツートンカラーがチラッと見えてかわいいですよ。

紫系のカラーは、インナーカラーの中でも人気の高いカラーです。合わせる髪色によって印象が変わりますので、紫系のインナーカラーについてもっと詳しく知りたい方は、是非こちらの記事も併せてご覧になってください。

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セルフインナーカラーで人とは違うオシャレを楽しもう

紫色の髪の女性

インナーカラーは特別な準備も必要なく、セルフでも簡単にできるカラー技法です。見えにくい後ろ側のカラーですが、ブロッキングを取る場所もシンプルなので初心者でもやりやすいですよ。ツートンのヘアカラーは普通とは違う魅力があるので、是非おしゃれなインナーツートンカラーに挑戦してみてくださいね。


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