右脳人間・左脳人間とは?
右脳と左脳はそれぞれ働きや使い方に違いがある
人間の脳は、右脳と左脳に分かれていて、右脳と左脳はそれぞれが働きや使い方に違いがあります。もちろん右脳も左脳も両方機能しているのですが、どちらが活発に働いているかによって性格や特徴に違いが出てくるとされています。
右脳人間とは「右脳の働きが活発な感性の人」
右脳人間とは「右脳の働きが活発な感性の人」です。右脳には、イメージや想像やひらめき、そして記憶を司る機能があります。右脳人間とは、イメージ力やひらめき力の機能である右脳が活発なことで、感性豊かな人になるのです。右脳は情報を『イメージ』で認識・記憶し、整理します。
右脳は『イメージ』で記憶するため、左脳に比べて記憶の容量が数千倍あると言われています。イメージで記憶というのは、情報が写真や動画で記憶されているというような状態です。例えば絵本を記憶するときは、文章ではなく絵を写真のように記憶しているような感じです。
右脳人間と聞くと『天才が多い』とイメージする人も多いはずです。天才が多いとされるのは、イメージ力やひらめき力が芸術性を高めているとされているからです。また、右脳は人間の五感を認識する働きを持っています。そのため右脳人間は、映画などですぐに感動して涙を流してしまうなどの感受性の高さも兼ね備えています。
左脳人間とは「左脳の働きが活発な論理的な人」
左脳人間とは「左脳の働きが活発な論理的な人」です。左脳には、読み書きや話すことの言語や計算など、論理的な働きを司る機能があります。情報を『知識』として記憶し、記憶した知識を整理する役割があります。左脳人間は、右脳よりも左脳が活発なことから、イメージや感性ではなく、論理的な人と言えます。
言葉がまだ未発達な3歳前後までの子供は、左脳より右脳の方が活発的に働いているとされています。子供は『頭が柔らかい』と言いますよね。子供の頭が柔らかいのは、右脳の働きが活発だからと言えます。年を重ねて言語や計算を続けていくうちに右脳より左脳が活発に働くようになり、左脳人間になってしまう傾向があります。
右脳人間の特徴・性格7選
右脳人間の特徴・性格①感情が豊か
右脳人間の特徴・性格1つ目は「感情が豊か」です。五感を認識する右脳が活発に働く右脳人間は、感情が豊かな特徴を持っています。喜怒哀楽がハッキリとしている人は右脳人間の可能性があります。小さなことにも感動して泣いてしまったり、すぐに怒ったりするのもそれだけ五感を認識する右脳が活発だからと言えます。
右脳人間の特徴・性格②記憶力が良い
右脳人間の特徴・性格2つ目は「記憶力が良い」です。イメージで記憶し、左脳の数千倍の記憶容量があると言われる右脳人間は、それだけ記憶力が良いという特徴を持っています。「どうしてそんなことまで覚えてるの?」というような細かいところを覚えていたり、「よく覚えてるね」と言われることが多い傾向があります。
左脳人間にはちょっとわかりにくいのが『イメージで記憶する』ということではないでしょうか。右脳人間の説明の部分でも少し触れましたが、写真や短い動画で記憶していると思ってください。写真や動画なら、文章の必要なところを見つけるより簡単に探し出すことができますよね。
それが記憶を引き出しやすいところでもあるでしょう。一度行ったお店の店員の顔や名前を憶えていたりするのは、店員の顔や名札を写真の状態で脳に記憶させ、必要なときにすぐ取り出すことができるからとも考えられます。
右脳人間の特徴・性格③想像や妄想が得意
右脳人間の特徴・性格3つ目は「想像や妄想が得意」です。想像力やイメージ力を司る右脳が活発に働く右脳人間は、想像や妄想が得意な特徴を持っています。日常的なことや仕事の展開など、想像や妄想が膨らみやすい傾向があります。想像や妄想が膨ませることで、さらなるひらめき力を生み出しやすい環境作りもします。
また想像や妄想が得意なことで、人の気持ちを理解しやすいということもあります。自分に置き換えて想像することで、人の喜怒哀楽をも感じ取りやすくなるのです。そのため、人と共感したり、感情移入したりしやすい傾向があります。
右脳人間の特徴・性格④暗記が苦手
右脳人間の特徴・性格4つ目は「暗記が苦手」です。記憶を司る右脳が活発とは言え、実は暗記が苦手という特徴もあります。イメージで記憶できないような、言葉や数字を暗記することが難しい傾向があるのです。歴史の年表や英単語など、すでに決まっているものを覚えるのが苦手なのです。
たとえば、歴史上の人物のエピソードは詳しいのに、○○○年△△△の戦いなどが覚えられないという特徴があります。エピソードに詳しくなれるのは、自分の想像やドラマなどの影響でイメージとして対象の人物を記憶することができるからと言えます。文字をイメージに変換させれば、記憶されやすくなります。
右脳人間の特徴・性格⑤直感で行動しがち
右脳人間の特徴・性格5つ目は「直感で行動しがち」です。ひらめき力を司る右脳が活発な右脳人間は、ひらめきによる直感で行動しがちな性格を持っています。「思いったら即行動」というようなタイプです。直感で行き先を決めたり、買い物に行っても直感で選んでしまいがちな傾向があります。
直感で行動する分、行動した先で問題に直面したり、後になって後悔することもあります。それでも右脳によってひらめいたことを無視するわけにもいかないことが多いようです。
右脳人間の特徴・性格⑥芸術性が高い
右脳人間の特徴・性格6つ目は「芸術性が高い」です。感性が優れている右脳人間は、芸術性が高いという特徴を持っています。イメージ力やひらめき力を駆使し、自分のイメージを具現化する力を持っていると言えます。それが高い芸術性を生み出す要因なのでしょう。
右脳人間の特徴・性格⑦思いを言葉で伝えるのが苦手
右脳人間の特徴・性格7つ目は「思いを言葉で伝えるのが苦手」です。右脳人間はイメージ力は高いものの、言語を司る左脳が右脳ほど活発に働いていないために、自分の頭の中に描いたイメージや感情を、相手に言葉で伝えるのが苦手という特徴があります。イメージは湧いているのに、言葉で表すことが難しいのです。
そのためプレゼンのような順序立てた説明を苦手とする傾向もあります。プレゼンなどをイメージすることはできても、プレゼン資料が作れなかったり、説明の文章が作れないといったことがあります。普段の生活の中でも必死に言葉で伝えても『何が言いたいかわからない』と言われてしまうこともあります。
思いを言葉で伝えるのが苦手な右脳人間の中には、電話で緊張してしまって余計に思いを伝えられないという人がいます。そんな人は下の記事で紹介している電話で緊張しなくなるコツと実践法を試してみましょう。
左脳人間の特徴・性格6選
左脳人間の特徴・性格①論理的
左脳人間の特徴・性格1つ目は「論理的」です。論理的な思考を司る左脳の働きが活発な左脳人間は、まさに論理的な性格の持ち主と言えます。物事をきちんと考えたり、分析したり、計画を立てたりするのが得意と言えます。冷静に落ち着いて考えることができるのも、左脳人間の特徴と言えるでしょう。
左脳人間の特徴・性格②感情があまり表に出にくい
左脳人間の特徴・性格2つ目は「感情があまり表に出にくい」です。論理的な性格を持つ左脳人間は、喜怒哀楽の感情が表に出にくいという特徴があります。感情的な右脳人間とは違って、頭で考えてしまうというところが感情が表に出にくい要因と言えるでしょう。
楽しんでいるつもりなのに周りから『楽しそうじゃない』と思われてしまいがちです。周囲からどう見られるかが気になってしまったり、周りの人を分析してしまったりしてしまうのです。
左脳人間の特徴・性格③物事に道筋を立てる
左脳人間の特徴・性格3つ目は「物事に道筋を立てる」です。直感で動く右脳人間とは違い、左脳人間は物事にきちんと道筋を立てるという特徴があります。目標に向かって動くための計画をきちんと立てたり、旅行の計画も細かく設定することがあります。まさに、幹事向きなタイプと言えますね。
自分が立てた道筋は基本的に全うしようとする責任感の強さも持っています。「石橋を叩いて渡る」という性格が多いのも、きちんと道筋を立てる左脳人間の特徴とも言えます。
左脳人間の特徴・性格④記憶が苦手
左脳人間の特徴・性格4つ目は「記憶が苦手」です。左脳が右脳より活発な左脳人間は「文字」で記憶をするため記憶の容量が少なく、記憶が苦手という特徴があります。イメージで記憶する右脳は絵日記で記憶しているのに対し、文字で記憶する左脳は文字だけの日記で記憶しているというような状態です。
勉強をするときにただひたすら文字を暗記することは得意ではありますが、記憶容量が少ないので試験が終われば一気に忘れてしまう傾向もあります。
左脳人間の特徴・性格⑤計算が得意
左脳人間の特徴・性格5つ目は「計算が得意」です。計算力を司る左脳が活発な左脳人間は、計算が得意な特徴を持っています。データの分析や計算能力が高く、直感ではなくきちんと考えることができるので、細かい計算などもきちんとこなすことができる傾向があります。
たとえば、買い物に行ったときに割引率を計算して予算内におさまるように買うことが得意な場合があります。計算が得意で、お得に買い物ができたり、お金を上手にやりくりすることは左脳人間の特徴です。直感で動いてしまう右脳人間には苦手な行動と言えるでしょう。
左脳人間の特徴・性格⑥話し方がわかりやすい
左脳人間の特徴・性格6つ目は「話し方がわかりやすい」です。左脳は言語を司る脳なので、左脳人間は話し方がわかりやすいという特徴があります。知識をフルに活用し、さらに論理的に話すので、聞いている方は左脳人間の話が非常にわかりやすいと感じる傾向があります。
論理的な左脳人間の特徴は、物事を順序立てて話すのに非常に向いていると言うことができます。プレゼンの資料や作文などでも、その力は発揮されます。伝えたい思いを伝えるのが上手と言えますね。
右脳・左脳どっちのタイプか診断する方法は?
どっちのタイプか診断する方法①手の指を組んだときに上にくる指で診断
右脳・左脳どっちのタイプか診断する方法1つ目は「手の指を組んだときに上にくる指で診断」です。お祈りをするときのように、手の指を組んでみましょう。どちらの親指が上にくるかで、右脳タイプか左脳タイプか判断することができます。
右の親指が上にくる場合は左脳タイプ、左の親指が上にくる場合は右脳タイプと診断できます。上になった指とは反対側の脳が活発であると覚えておくと良いでしょう。
どっちのタイプか診断する方法②腕組みをしたときに上にくる腕で診断
どっちのタイプか診断する方法2つ目は「腕組みをしたときに上にくる腕で診断」です。腕組みをしたときに、上にくる腕が右腕の場合は左脳タイプ、左腕の場合は右脳タイプと診断できます。上にきた腕の反対側の脳が活発に働いていると考えられます。腕を組むだけなので、周りの人の診断もしやすい方法です。
どっちのタイプか診断する方法③利き手で診断
どっちのタイプか診断する方法3つ目は「利き手で診断」です。右利きは左脳タイプ、左利きは右脳タイプと診断することができます。『左利きは芸術家タイプ』と言われることがありますよね。左利きが芸術家とされるのは、右脳タイプだからと考えられています。
右手をよく使うということは左脳が活発になりやすい状態にある傾向があります。左利きの場合は右脳が活発になっているとされているのです。
右脳タイプ・左脳タイプに向いている仕事は?
右脳タイプが向いている仕事は「開発や制作の仕事」
右脳タイプが向いている仕事は「開発や制作の仕事」です。イメージやひらめきが優れている右脳タイプは、商品の開発やクリエイティブな仕事が向いているでしょう。人の気持ちを想像することもできるので、お客様や取引先の気持ちになって取り組むことができるはずです。
また、お客様の立場になって考えられるという点では「接客業」も向いているでしょう。お客様が何を求めているかが想像できるので、お客様に合ったサービスを提供することができるはずです。
左脳タイプが向いている仕事は「公務員などのお堅い仕事」
左脳タイプが向いている仕事は「公務員などのお堅い仕事」です。左脳タイプの人は、論理的で計算が得意な特徴があるので、公務員や銀行員などの仕事が向いていると言えます。細かいところまで深く考えることができる性格が活かされるはずです。
右脳人間の特徴を活かそう
右脳人間は左脳人間より人口が圧倒的に少ないとされています。少ないからこそ、周りからなかなか理解されにくいところがあります。左脳人間の人は、右脳人間の特徴をよく知って接してあげましょう!右脳人間は自分の特徴をもっと活かしてみましょう!右脳タイプも左脳タイプも上手に関係が築けるはずです。
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